せいかつとしゅみ

こんにちわ、齊藤カズヒロです。思ったこととかあったこととか書きます。ボチボチ

2021年に観た中で良かった映画(新旧含め

こんにちわ。

あけましておめでとうございます。

 

さっそくですが、2021年に観た映画は計108作品でした!

1年の間に観た映画の数でいうと、この数は僕の中で今までで一番多い作品数。

 

コロナ禍で、やはりお家時間が増えたのが要因です。

体感では130くらいは、いっていると思っていたのですが、ギリ100越えでしたね。

せっかくなので、個人的に良かった映画をまとめました。

 

新作・旧作ごちゃまぜです。

順番もなんかバランスよく並べてるだけで、面白かった順とかではないです。

 

 

2021年に観た中で良かった映画(新旧含め)

目次

 

 

ドロステのはてで僕ら(2019年)

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あらすじ
茶店の店長・カトウが自宅でくつろいでいると、テレビの中から声がする。画面に映っていたのは喫茶店にいるカトウだった。彼が言うには、彼は【3分前のカトウ】らしい。自宅にいるカトウは【3分前のカトウ】の指示で1Fの喫茶店へ行くが…

 

これはもう、1時間弱のコントでは?!というくらい笑えるところも多くお話も良かった。
冷静に考えるとすごく変な設定なんだけど、それを感じさせないくらい自然な演技や話の進み方でグイグイ引き込まれた。
藤子不二雄先生に影響を受けているらしく、SF(少しフシギ)なお話。
この少しフシギさがちょうど良い!
ビル1棟だけで話は完結するんだけど、それを感じさせないくらい展開が豊富で飽きる時間がなかった。
全編を「カットなしの長回しワンカット風」で撮影しているんだけど、そのために演技やカメラワークを秒単位で計算して撮影していたという話を聞いて驚いた。すごいプロ精神。
とりあえず見てみて。

 

 


ビーボ(2021年)

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はなし
音楽の才能に恵まれたキンカジューのビーボ。ビーボは彼の雇い主のアンドレスとハバナの広場で音楽を演奏する日々を送っていた。
ある日を境にビーボは、アンドレスがある女性のために書いたラブソングを届けるために冒険に乗り出す。

 

音楽が楽しいミュージカルアニメ。
ブロードウェイミュージカルで名を馳せたリン=マニュエル・ミランダという人が、製作総指揮・音楽・主演を兼任しています。
といってもリン=マニュエル・ミランダのことをあまりよく知らないので、リン=マニュエル・ミランダについての情報はここまでとします。リン=マニュエル・ミランダさん、ごめんなさい。
この映画はとにかく、楽しいしギャグも面白いし音楽が良い。
特に宮川大輔似のギャビという女の子が旅のお供になるのですが、その子の登場したときの曲がめちゃめちゃ好きでした。
ギャビは思い付きや勢いだけで行動を決めるのですが、それがよく伝わる音楽でいいんですよね。
ビーボたちを追跡する敵役のボーイスカウトの女の子たちもかわいらしく、何故か絶滅危惧種に詳しかったりと大人でも笑ってしまうものがあります。
ビーボと音楽センスのないギャビが力を合わせて音楽を作るシーンがあるのですが、そこが好き。
最後はホロっとします。いい話です!音楽はいいね。

 

 


キートンの大列車追跡(1926年)

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はなし
南北戦争時代。
機関士ジョニー・グレイ(バスター・キートン)は、屈強でも背も高くなく、軍人にもなれない。ある日、恋人を乗せた機関車を列車ごと北軍スパイに奪われ、奪い返そうと出発する。

 

こちらは「アフターリュミエール ピアノ伴奏でみるサイレント映画」というイベントで観ました。
サイレント映画をピアノ伴奏つきで観る」という体験は初めてだったんですが、めちゃくちゃ良かった!
リアルタイムでピアノを弾いているのを忘れるくらい画面に見入った。
会場では自然と笑い声も起きていて全然古さを感じさせない映画でした。
まず、映像がおしゃれなんですよね。
昔の映画なので画面が正方形なんですが、ビシッビシッと構図が決まりまくってる。
それに、主人公を演じるバスター・キートンの身体表現。
一挙手一投足が見ていて楽しい。バーって走ったり崖を駆け下りたりするだけで絵になる。
イベントのホームページには「マッドマックスにも通じる面白さ」という文句があり、噓でしょと思っていたんですが、観た後では「確かにマッドマックスだな~」と思いました笑
バスター・キートンの映画は初めて観たんですが、この人の映画をもっと見たいとなりました。
アマゾンプライムでも見れますが、出来れば「伴奏つき」などで観るのをおススメします。

 

 

 

フォードvsフェラーリ(2019年)

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はなし
フォード・モーター社の社長・ヘンリー二世はより一層の販路拡大のため、全従業員からアイデアを募った。そこで出てきた案がル・マン24時間レースだった。
カー・エンジニアのキャロル・シェルビーと破天荒なレーサー、ケン・マイルズがタッグを組み、宿敵フェラーリ社を抑えル・マンで優勝することを目指す。

 

最近思うのですが、マット・デイモンが出演している映画は良い映画が多い。
この映画、タイトルで損をしている部分が多いと思うんですが、「フォードとフェラーリのバトル(レース)もの」というより、「フォード社の企業モノ」という側面が大きいです。
あるレビューでハリウッド版「下町ロケット」と例えられていたんですが、言い得て妙だな~と思いました。
それに登場する人物たちが一筋縄ではいかない、ややこしい人たちばっかり笑。
主人公のケン・マイルズは怒るとスパナを投げるような人だし、相棒のシェルビーは自動車メーカーを持っているんですが、車を買いに来たお金持ちに「お前らに車の価値が分かるかよ」といったスレた態度、フォードの社長は能面ヅラでずっと偉そう。
意地の張り合いに次ぐ、意地の張り合い。誰も、誰の言うことも聞こうとしないんですよね笑
あるシーンでフォードの社長が涙を流すのですが、歓喜と懺悔が同居するシーンで、とても人間らしくて良いなと思いました。
迫力のあるレースシーンと渋カッコいい音楽も魅力。
153分と結構長めなんですが、全然気にならないくらい見応え充分の映画です。

 

 


釣りバカ日誌(1作目)(1988年)

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はなし
高松で暮らす釣りバカの浜崎伝助は、東京本社への転勤辞令を受けた。あくる日、社長の鈴木と出会う。仕事に情熱のない伝助は社長の顔を知る筈もない。その日から“浜ちゃん”、“スーさん”と呼び合う奇妙な間柄になっていく2人だった…

 

めちゃ笑えるし面白い。痛快!
始まって13分で2回"合体"していた。
寅さんも見たけど、僕はこっちの方が面白かったな。まだ1作目しか見てないけど。
ハマちゃんみたいな人は、実際にいるとちゃんと働けよと思ってしまいそうだけど、あれくらいゆったりと生きられたらなあ。
気軽に見れるし疲れた時に見ると元気になる。
サラリーマン賛歌。

 

 


ドント・ブリーズ2(2021年)

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はなし

盲目の老人(スティーヴン・ラング)はある少女の面倒を見ており、二人だけでひっそりと暮らしていた。ある日、家に謎の武装集団が押し入り、少女を連れ去ろうとする。元軍人の老人は、それを阻止すべく死闘を繰り広げる…

 

自分でもこの映画を「よかった映画」として取り上げるのはどうかと思うのですが、2021年に見た映画で、満足度が高かった映画としてはかなり上位に入ってしまうので、とりあえず扱います。
世間的な評価はあまりよくないのですが、やりたいことをやりきってる感が凄く、その潔さが心地よかったのだと思います。
なので、もう一度みたら「なんだこれ」って思うかもしれません。
ストーリーとしては、『現役軍人集団と盲目の退役軍人老人(要素多いな)が戦う』という本当にただそれだけと言ってしまっても間違ってないと思います。
ただその殺し方とかシーンの見せ方が面白いんですよね。
前半は老人が住んでいる家での戦闘がメインになるんですが「パニックルーム」のような、限られた場所での戦闘・敵に見つからないようにしながらの戦闘がドキドキわくわくします。
結構ゴア表現が強めなので、苦手な方はやめた方がいいです。
腕がブチィなります。
2だけでも楽しめるという声もありますが、僕は1を見た方がより楽しめると思います。
ただ1にはかなり気持ち悪いシーンがあるので、おススメしにくいというのが現実です…。

 

 


ヒックとドラゴン(2010年)

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はなし
バイキングとドラゴンが戦う世界での話。島の族長の息子・ヒックはなにをやっても上手くいかない。ある日ヒックは傷を負ったドラゴンのトゥースと出会い…

 

この映画、子供とかはきっと好きだろなと思います。
話の筋書きは王道中の王道。
それでもバイキングの一族にあって体がひ弱なヒックが、腕力に頼らないで成長していく様子はグッとくるところがあります。
そしてそして、この映画の魅力はなんといってもドラゴンが空を飛ぶときのアクションやカメラワーク。
空中浮遊感が半端ないです!
カメラがクルクルと自由自在に回る演出は3DCGアニメの神髄ここにありという所。
自由になりたい~と思ったときに見るといいと思います!
続編の「ヒックとドラゴン2」では更に空中アクションと浮遊感が増しているので、そちらと一緒に見るのをおススメします。
人物の造形は正直あまり好きじゃないですが笑、それを補うドラゴンたちの可愛さ!
ヒックとドラゴン 聖地への冒険」はシリーズ3作目のやつなので注意!

 

 

 

アメリカン・ファクトリー(2019年)

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はなし
オハイオ州にある工場が不況のために閉鎖されてしまう。そこに中国企業が進出し、工場を再開させるが、やがて労働やそのほかさまざまなことに対する、米中の価値観や考え方の違いが浮き彫りになってくる

 

なにかと対立しているアメリカと中国ですが、働き方ひとつとっても「ここまで違うのか」ということが感じられる映画。
協力・友情、そして軋轢。
こんなに洗いざらい撮影させてもらえるんだと思った。
中国の運営人がアメリカ人の定義を中国の従業員に教えたり、アメリカ人の従業員が中国へ視察に行き、涙を流す場面など印象的なところも。
単純に他の国の企業や工場の内部を見たりすることって出来ないと思うので、大人の社会見学として見てみるのもいいと思います。

 

 

 

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年)

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はなし
突如難聴になったドラマーのルーベンは、一緒にバンドを組む恋人ルーに難聴者のコミュニティに入所することを提案される。難聴であることをハンディとして捉えていない人々と過ごすことになり…

 

主演のリズ・アーメットの演技が凄かった。
ドラムを叩くシーンから始まるんだけど、もうそういう人にしか見えない。
ハードコアバンドをやっていそうな体つきと目つきと佇まい。
難聴になってからの悲壮感漂う表情ややっと見つけた居場所に安堵する表情、付き合っている彼女を思いやる表情など、リアリティある感情表現で、観ているこちら側も真剣にならざるを得なかった。
また、本作は音声が聞こえなくなったり、音がノイズ交じりの音に変化したりと、難聴者の感覚になって映画を追体験することができる。
普段、電車に乗ったときなどに、聴覚障がい者の方たちが手話で会話しているのを見かけることがある。
彼らは本当に表情豊かに、”楽しそうに話しているな”と思っていた。
手を大きく動かしたり、目を見開いたり、顔をくしゃっとさせたり。
その彼らの世界観が、健常者では分からない世界が、この映画を観ることによって少し垣間見ることができた。
劇中、食卓を囲むシーンがある。
皿をカチャカチャ鳴らしたり、机をバンバン叩いたり、健常者からしたら「うるさい」と思うだろう。
行儀が悪いと思うだろう。
しかし、彼らにとって、それも会話の一部なのだ。
会話とは、なにも言葉を交わすことだけではないと思った。
この映画の物語は、基本的には悲壮感が漂うが、一縷の望みを感じさせる映画でもある。
普段ハードな音楽を聴かない人でも見れますで。

 

 

 

以上でプレゼンテーションを終わります。

ご清聴ありがとうございました。

あー疲れた。

 

紹介した作品は9作品。

紹介しきれなかったですが、「野球少女」、「浅田家!」も良かったです。

 

2021年に公開された観るべき映画もまだ見れてないし、本当はもっと昔の映画も観たかったのですが、それはまたおいおい観ていこうと思います。

 

映画多すぎる